システナ礼拝堂で恥じた
- shigeru omura
- 2023年12月29日
- 読了時間: 1分
ヴァチカンを訪れた。システナ礼拝堂で天地創造を見るためだった。中庭にラオコーン像やダビデ像など教科書でしか見たことのないルネサンス期の彫像を目の前で見る事が出来た。昼食は礼拝堂地下のキャンティーンでとった。私たちはいつものようにメイン、サイドディッシュ、サラダ、果物、飲み物を購入した。隣のテーブルにアルバニアから来たという家族4人が座った。二人の子供は小学生であった。この家族が注文したのは、アルミフォイルの皿に入ったマカロニグラタンとパンだけであった。それを4人で分けていた。最後はグラタンの残りをパンできれいにぬぐって食べていた。私たちは多少のものは平気で残した。この違いを本当に恥じた。思い起こせば、幼少のときはお椀にお米1粒でも残せば、母から「ばちがあたる。お百姓さんに怒られる」と叱られた。飽食に暮らし、平気で食事を残す自分達の堕落を恥じた。
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