ドリケルマウンテンリゾート
- shigeru omura
- 2023年12月26日
- 読了時間: 1分
ネパールで人気のドリケルマウンテンリゾートに家族で宿泊した。このホテルは客室に電気を配線せず、夜の灯はローソクであることをアピールポイントにしている。日没後は日の出まで灯の無い時間が続く。日本人にとっては非日常である。ホテルは増築中で村人が働き、その子供たちも土運びを手伝っていた。翌朝近くの水くみ場へ息子を連れて行った。そこでは同じ年頃の少女が20リットル缶に水をいれ、腰にのせて運んでいた。息子に缶を持ち上げる事が出来るか試してごらんと言った。5cmさえも持ち上がらなかった。息子はその頃、街中の本屋の前に置かれているゲーム機に夢中であった。自分の貯金箱から金を引き出し無制限に使っていた。お金の価値をどのように教えるべきか親にとって難しかった。そこでネパールの体験を利用することとした。工事現場で親を手伝った土運びをしていた少女は
1日いくらもらえるかと質問してみた。息子は100円くらいかなと漠然と答えた。私が5パイサだと教えた。約2銭に相当する。息子がコンピューターゲームに1回使う50円は、少女の250日の労働にあたると教えた。その日以降、息子はコンピューターゲーム機にお金を飲ませるのを止めた。
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