ヨーロッパ急行の皮の座席

自宅の家具を購入するためにイタリアを訪問した。ローマからフィレンツエまでＴＥ（当時ヨーロッパ急行と称されていた）で移動した。１等車（日本のグリーン車）に乗った時の感動がある。それはソファー型の大きな革製の座席の事だ。上から押してみるとかなり沈む。しかししかしだ、実際に座るとしっかりホールドされ沈む感じもあまりない。圧力を分散させる仕組みがすごすぎる。更にスライディングしフルフラットまでなる。この座席でリラックスし車窓のトスカーナの景色を楽しむことはめったにない贅沢だった。ヨーロッパがの皮製品の実力とその伝統技術に納得した。車中でエスプレソの販売がされていた。この味は普段知っている苦みのエスプレソとは異なり、ミルク、砂糖を入れ、むしろカプチーノに近い味だった。これにはまってしまった家内の頼みで８杯もお替りを買いにいかされた。