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南インドとアユルヴェーダ

  • shigeru omura
  • 2023年12月26日
  • 読了時間: 2分

南インド・ケラーラ州のペリヤール動物保護区を視察したことがあった。ケラーラは”緑の土地”と称されるほど植物系が豊富である。ケラーラの観光資源の中でコチン市を拠点としたバックウオータークルーズが人気であるが、緑のラビリンスといえる深い森とそこに生きる動植物、インドでは珍しい木造5階建ての寺院などがある。私が訪問したペリヤール動物保護区はインド象の生息地で川を堰き止めた人造湖を遊覧船を利用してインド象の大きな群れを見学できる。湖上の小島に洒落たバンガローがあり、かってイギリスのジョージ5世が泊まった大きなベッドが残されていた。バンガローに到着したのは夕方だったが、翌朝部屋の窓を開けた時、目に飛び込んできたのは何百という緑の色だった。日本では見る事のない緑色の種類に圧倒された。色見本でもこれ程の緑は無いだろう。この植物体系は南インドの宝物に違いない。アユルヴェーダでは200種類のオイルを利用し、クライアントの症状に応じてブレンドすると地元医師が説明していた。ケラーラはそのオイルの生産地として知られている。生産農家が代々秘密としてきた植物油の抽出法があると聞いた。ケラーラを巡るのは本当に楽しい。平地ではタピオカ、キャサバ、砂糖のプランテーションが見られ、バナナ、胡椒は自生している。少し高度が上がると、コーヒー、アーモンド、カシューナッツなどが栽培されている。バナナは葉は屋根材、幹は家の壁材、茎の芯はアーティチョークのような食材に、青いバナナは解熱剤に利用されるなど捨てる部分が無い。南インドの民家は数本のバナナをいつも育てている。

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